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こんにちは!代表の濱本です!
今日は、お客様から一番よく聞かれることについてお話しさせてください!
「シリコンとフッ素、どっちがいいんですか?」
「無機塗料ってどうなんでしょう?」
正直、この質問は何十回と受けてきました。
そして毎回感じるのが、「業者によって言うことが全然違う……」という施主さんの困惑した顔です(^^;)
ある業者は「絶対フッ素がいい」と言い、
別の業者は「無機にしないと損ですよ」と言う。
比べるほど迷ってしまいますよね。
今日はそのモヤモヤを、営業トークを抜きにした本音で整理させてください!
職人歴13年・一級塗装技能士として、「自分の家だったらどうするか」という視点でお話しします!
この記事を読むとわかること:
- シリコン・フッ素・無機塗料の具体的な違い(耐用年数・価格帯)
- 予算別・建物別に「実際どれを選ぶか」
- 神戸の海沿いや湿気エリアで気をつけること
- 過剰グレードを強く勧めてくる業者のパターン
まず、塗料の種類を全体で整理します
外壁塗装の塗料には、大きく分けると4種類あります。
・アクリル塗料(耐用年数:5〜7年)
・シリコン塗料(耐用年数:10〜13年)
・フッ素塗料(耐用年数:15〜20年)
・無機塗料(耐用年数:20〜25年以上)
アクリルはかなり昔の主流で、今の新築やリフォームではほとんど使いません。
現在の標準グレードはシリコン塗料です!
フッ素・無機は「長持ち・高品質を重視したい方向け」のグレードになります。
シリコン・フッ素・無機、3種類を比べます
比較表から先に出しますね!
| 種類 | 耐用年数 | 塗料単価(㎡あたり) | 総費用の目安(2階建て) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| シリコン塗料 | 10〜13年 | 1,800〜2,500円 | 80〜120万円 | コスパ最高・現場の定番 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 | 3,000〜4,500円 | 110〜160万円 | 耐久・防汚性が高い |
| 無機塗料 | 20〜25年 | 4,500〜7,000円 | 140〜200万円 | 最高グレード・カビ苔に強い |
※ 延床100㎡程度の戸建て目安(税込)です。外壁の状態・足場費・下地補修によって大きく変動します。
費用全体については「外壁塗装の費用、相場はいくら?職人が本音で教えます。」で詳しく書いていますので、合わせてご覧ください!
シリコン塗料(今の現場でいちばん多い定番)
シリコン塗料は、今の日本の外壁塗装で一番使われているグレードです。
耐用年数10〜13年というのは、「塗り替えのサイクルをちゃんと守れば十分持ちますよ」というレベルです!
コスパが非常に良くて、価格と品質のバランスが取れています。
実は正直に言うと、「自分の家を塗り替えるなら何を選びますか?」と聞かれたとき、
僕自身、シリコン塗料を答える可能性が一番高い(笑)
強いていえば弱点は、塗り替えサイクルが少し短いことです。
10年ちょっとで次の塗り替えを考えないといけない。
でも「次の費用が心配」と不安視するより、「10年間しっかり守ってくれた」と思える方が建設的ですよね!
フッ素塗料(長持ちを重視したい方向け)
フッ素塗料は、耐久性・防汚性がシリコンよりグッと高い塗料です。
シリコンより5〜7年長く持つ分、塗り替えの手間・費用を長期的に減らせます。
「家を建てたばかりで、できるだけ手をかけたくない」
「2回目の塗り替えが、おそらく最後になりそう」
こういう方にはよく勧めます!
ただ、シリコンより30〜50万円ほど高くなるので、追加費用に見合うかどうかは建物の状態と残りの築年数次第です。
ちなみに、フッ素塗料を選んで後悔した、というお客様には今のところ会ったことがありません。
問題は「本当に自分の家にそのグレードが必要かどうか」の判断ですね。
無機塗料(最高グレード、でも全員には必要ではない)
無機塗料は、シリコン・フッ素の上に位置する最高グレードです。
耐用年数は20〜25年以上、カビ・苔・汚れへの耐性が非常に高い。
価格はシリコンの2〜3倍になります。
本当にいい塗料ですわ。
ただ、すべての方にお勧めするものではありません!
これについては、このあとの「職人の本音」セクションで詳しくお話しします!
結局どれを選べばいいの?予算別・建物別に正直に言います
「比較表を見てもわからん……」という方のために、「自分のお客様ならどう勧めるか」を正直に書きます!
予算100万円以内ならシリコン
「外壁塗装にあまり予算はかけられない」「築10〜15年で初めての塗り替え」という方は、まずシリコン塗料を検討してください!
コスパは間違いなく一番です。
きちんとした業者が施工すれば、10年以上しっかり外壁を守ってくれます。
予算に余裕があればフッ素も十分あり
「せっかく塗り替えるなら、できるだけ長持ちさせたい」
「子どもに家を残したいから、いいものを使いたい」
こういう方にはフッ素塗料が現実的な選択肢です!
15〜20年という耐久性は本物で、次の塗り替えまでの年数を計算すると、1年あたりのコストはシリコンとほぼ変わらない、むしろフッ素の方が安くなるケースもあります。
神戸の海沿いエリアは塩害への対策が必要です
ここは少し掘り下げさせてください。
神戸の沿岸部(垂水区・須磨区・長田区の海側、灘区・東灘区の浜手エリア)は、内陸より塩害リスクが高いです。
塩分は外壁の塗膜を侵食しやすくて、「10年持つはずの塗料が8年目から劣化し始めた」ということも起きます。
実は僕自身、垂水区で施工したお宅で、内陸と同じシリコン塗料を使ったところ、8年目に細かいひび割れが出始めた経験があります…。
「やっぱり海沿いは条件が厳しいな」と痛感した現場でした。
海から500m以内くらいにお住まいの方は、塩害対応の下塗り材(プライマー。外壁と仕上げ塗料をくっつける接着剤のような存在です)を使うか、フッ素塗料への引き上げを業者に相談してみてください!
神戸の山側は湿気・カビへの対策が必要です
北区や有馬温泉周辺など、神戸の山側のエリアは湿気が多く、カビ・苔が生えやすい環境です。
この場合は、防カビ・防藻機能が高い塗料を選ぶことが大事で、
無機塗料の「カビ・苔に強い」という特性が活きてくる場面です!
「無機を選ぶ合理的な理由がある立地」というのが確かにあるんですね。
💬 職人の本音
ここからは、ホンマのことを言わせてください。
「フッ素・無機を強く勧めてくる業者さん」には、一度立ち止まってほしいのです。
正直な話、高グレードの塗料ほど、業者の利益率が高いケースがあります。
「フッ素にすると長持ちしますよ!」は本当のことです。
でも「だから絶対フッ素じゃないとダメです」という言い方には、業者の利益目線が入っていることも少なくない。
うちにも、他社からフッ素・無機の見積もりをもらって「これが普通ですか?」と相談に来る方がいます。
話を聞いてみると、築15年の普通の一戸建てで、外壁の状態もそこまで悪くない。
こういうケースで「無機塗料一択です」はちょっとやりすぎですわ。
シリコンで十分なのに、何十万円も余分に払わされているケースを何件も目にしてきました。
逆のケースもあります。
「とにかく安くしたい」という気持ちで、明らかに状態が悪い外壁なのに最安値のシリコンを選んでしまい、5年後に問題が出てしまった方も……。
ぶっちゃけ、「高い塗料を売りたい業者」と「何も言わずに最安値を使う業者」の両方が存在します。
「自分の家に本当に必要なグレードはどれか」を、複数の業者から説明を聞いて判断することが、一番大事です。
「なぜこのグレードを勧めるんですか?」という質問を、ぜひ業者に投げかけてみてください!
ちゃんとした業者なら、建物の状態・立地・ご予算を踏まえて丁寧に説明してくれます。
業者の見分け方については「神戸の外壁塗装、こんな業者は契約しないで。」でも書きましたので、合わせて参考にしていただければと思います!
見積もり時のチェックポイント
最後に、実際の見積もりの際に確認してほしいことをまとめます!
- [ ] 見積書に塗料のメーカー名・品番が明記されているか
- [ ] 下塗り材(プライマー・シーラー)の品番も記載されているか
- [ ] 塗装の回数(下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回の計3回が標準)が書かれているか
- [ ] 複数業者で同じ塗料を比較した時、価格差が3割以上ある場合は理由を確認したか
- [ ] 「なぜこのグレードを勧めるのか」を業者が明確に説明できるか
この5点が確認できると、かなり安心です!
特に「なぜこのグレードを勧めるのか」という質問、ぜひ投げかけてみてください。
「長持ちするから」「お客様のためです」だけで終わる業者は、少し考えてみてください。
まとめ
- シリコン:コスパ最高・今の現場のスタンダード。初回塗り替えにも◎
- フッ素:耐久性・防汚性が高い。予算に余裕があれば検討する価値あり
- 無機:最高グレードだが、全員には必要なし。立地・建物の状態で判断を
- 神戸の海沿いエリア(垂水・須磨・長田海側)は塩害対応の塗料・下塗り材の検討を
- 神戸の山側(北区・有馬周辺)は防カビ・防藻機能を意識した選択を
- 「高グレードを強く勧める業者」には、必ず理由を確認してください
塗料選びは、業者の言葉を鵜呑みにせず、最終的には自分で判断できるようになることが一番の失敗防止策です!
複数の業者から話を聞いて、相場感をつかんでから決めてくださいね。
これからも神戸・阪神間のお家を守るための情報を、正直に発信し続けていきたいと思っています^ ^
【PR】複数社に見積もりを依頼してみてください
塗料選びで失敗しないための一番の方法は、複数の業者から説明を聞いて比べることです。
1社だけに相談していると、その金額が高いのか安いのか、そのグレードが本当に必要なのか、判断できません。
3社比べると「この業者はなぜ無機を勧めてくるんだろう?」「こちらはシリコンを薦めた理由をちゃんと説明してくれた」というのが見えてきます!
複数社への見積もり依頼を一括でできるサービスもありますので、活用してみてください!
運営者:まごころ塗想 代表・濱本隼(一級塗装技能士・一級建築施工管理技士)
神戸市長田区を拠点に活動中。直接相談は magokorotoso.com まで。

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